2014年7月9日

《大東中・猿沢中 交流授業》

平成26年2月28日、大東中・猿沢中において、『一関きらり☆メッセージ』企画の交流授業が行われました。その時の新聞記事を紹介します。

岩手日日版
《目標 理想より高く》
一関出身アニメーター佐藤さんが人生訓
一関市出身のクリエーターを広く紹介する「一関きらり☆メッセージ実行委員会」は28日、同市大東町摺沢の大東中学校で「大東中学校で「大東中学校・猿沢中学校交流授業」を行った。著名なアニメを数多く手掛けるアニメーターが、生徒たちに人生観や職業観を伝えた。
市の地域おこし事業「一関きらり☆メッセージ」として、2014年4月に統合する両校生徒の交流も狙いに実施。大東中の全校生徒と猿沢中の1、2年生合わせて152人が参加した。
 講師を務めたのは、山目中学校出身の佐藤正樹さん(48)=東京都練馬区=。佐藤さんは「ドラゴンボールZ」「北斗の拳」「スラムダンク」などのアニメで、キャラクターデザインや作画監督を務めている。
 授業は佐藤さんと熊谷博伸実行委員長、牧和彦副実行委員長の対談で進行。佐藤さんはこれまでの人生を振り返り、「最初からアニメーターになりたかったわけではなく、多くのエンターテインメントに触れてきた中で、最終的にたどり着いたのがアニメだった」と語った。
 その上で、将来の目標設定について「自分の理想を目標に定めるよりも、さらにその上を目指した方が、最終的に目標に到達しやすくなる」と助言した。
 このほか、自身が手掛けたポスターなどを示しながら、仕事でのエピソードを紹介した。大東中生徒会長の伊藤千裕さん(2年)は「対談や映像などを通じて、アニメの魅力を存分に味わった。普段は経験できないとても貴重な時間だった」と感謝した。



岩手日報版
《自由に人生を描いて》
東京のアニメーター佐藤さん
大東中(一関)で講演
 一関市出身のクリエーターを市民に紹介する一関きらり☆メッセージ実行委(熊谷博伸委員長)は28日、同市大東町の大東中(遠藤宗俊校長、生徒129人)で講演を開き、アニメーターの佐藤正樹さん(48)=東京都在住=が、制作現場の様子や固定観念に縛られない発想や生き方を伝えた。
 同校と4月統合する猿沢中(伊東雅美校長、生徒44人)との交流授業として企画し、約150人が聴講した。
 佐藤さんは同市の山目小、山目中、花泉高出身。作画の監督やキャラクターデザインとして携わってきた「ドラゴンボールZ」や「スラムダンク」「北斗の拳」など数々の人気アニメの制作現場のエピソードを紹介した。
 生徒は活発に質問し、大東中の伊藤千裕さん(2年)は「貴重な話でとても面白かった」と興味津々の様子だった。